コミュニケーション

皆さんは、耳の遠くなった高齢者の方に
どのような事に注意して、会話をされていますか?

私も含め、介護や福祉に携わっている
色々な施設のスタッフの方達との打ち合わせの中で
先日、この利用者さん(施設を利用されている高齢者の方)
とのコミュニケーションについて、意見交換をしてきました。

まず、逆の目線から
「一番やっちゃ、ダメな事…」
これは、満場一致で「突然、耳元で大声で話し出す事」

これは、高齢者の方の中にも
聴覚の老化があまり進んでいない方は、もちろんおられますし
そのような方にとっては
突然ビックリさせてしまう行為以外の何者でもなく

「そんなに、耳は悪くないわ」

と、不快な思いまでさせてしまうので要注意です。
※補聴器を付けておられる方には、更なる不快感を与えるばかりか
  聴覚に影響を与えかねません。

では、聴覚は老化すると、どうなるのでしょう?

一言で説明すると
「高音(高い音)が聞き取りにくくなる」のだそうです。

という事は、「高音では無く、低音の方が聞き取り易い」
って事になります。

誰もが、ご近所さんからか昼ドラで一度は聞いた事のある

「うちの義母さん、普段は耳が聞こえへんって言ってるのに
 悪口だけは、ちゃぁ~んと聞こえてんのよ~」

実はコレ、義母さんの意地悪でも何でもないんですね。

だって、悪口は低い声で言いますから…。

話しはそれましたが
聴覚の老化の進んだ方との、コミュニケーションは

「補聴器を付けている方から」・「低い声で」・「ゆっくり」

と、会話をするのがベストなんですね。

なかなか言葉が伝わらないと
つい、イライラしてしまい声が甲高くなってしいますが
上記のように、その行為は全くの逆効果ですので
少し落ち着いて、「低い声で」・「ゆっくり」と
話しかけてみては、いかがでしょうか?

コメント / トラックバック 1 件

  1. ネット素浪人 より:

     コミュニケーション技法 難しいですよね。で、低い声で表現される部分、トーンではなくマインドという意味のようです。私自身 まわりからは不思議がられていたのですが、トーンは高いんですが、ちゃんと伝わっている(た)。のですね。だから、不思議がられていた訳ですが。
     記事を読んで、もし、声の高さを気にしておられる方があれば、ということで僭越ながら書き込みさせていただきました。

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