☆スタンダードプリコーション☆

先週末からの新型インフルエンザの急速な影響で、関西(特に大阪)では
待ち行く多くの方が、マスクを着用しています。

マスクを着用されいる方を見ていて
また、皆さんからお聞きするお話しを聞いて、少し気になった事が
ありましたので、今日はその事について記事を書かせて頂きたいと思います。

まず始めに、マスクで口の周りしか覆わず鼻を出した状態で
マスクを着用された、ごく少数の方を見ますが
マスクを着用し慣れていなくて気持ち悪い等、色々あるかと思いますが
菌やウイルスは、粘膜に付着して悪さをしますので、キッチリと
鼻も覆うように着用する事を、お薦めします。
(鼻の内側も粘膜ですので…)

あと、マスクを外したりずらす時は、カバーしている面の部分を摘むのではなく
耳に掛けた、紐の部分から外すようにお薦めします。
(面に付着した菌やウイルスが手に付着しないようにする為です。)

一番大切な事ですが、そもそもマスクは
感染「予防」よりも、感染「拡大」を防止する為の道具です。

医療現場で働く方や、介護現場で働く方がマスクを着用しているのは
接する大半の方が、病気の方や高齢者の方と抵抗力の弱い方ですので
患者さんや利用者さんを守るために着用しています。
(健康な人には何の問題がなくても、抵抗力の弱い方には一大事になる事は多々あります。)

もちろん大勢の人がいる所に行く場合、マスクも効果はありますが
上記の様な事にはご注意下さい。

そして、マスク以上に予防効果があるのがタイトルにある
スタンダードプリコーションです。

医療や介護の現場で使われる言葉ですが
「手洗い・うがい」を、横文字で格好良く言うとこうなります。

以前も記事にしましたが、今回は前回の記事 に少し補足がありますので
お時間のある方は、前回の記事をご確認の上、もう少しだけ
お付き合い頂ければと思います。(前回の記事は→コチラ

まず、順番ですが「手洗い・うがい」と言うからには
手洗いをしてからウガイが正しい順番です。
(まずは手に付いた菌やウイルスを落とさないと、触る所すべて(コップにも)付着してしまうからです)

液体の石鹸を使い、手の甲(こう)や指のあいだまで
念入りに洗って、しっかり洗い流します。

あとウガイですが、まず口を閉じた状態でウガイをし(いわゆるクチュクチュうがい)
次に上を向いた状態でウガイ(いわゆるガラガラうがい)をします。

これは、最初に口の中を綺麗にしてから喉を綺麗にする為に
出口(口)に近い部分から洗浄する為です。

言葉は難しいですが、上記のように簡単にできる
スタンダードプリコーションですので、御自宅に限らず職場ででも
外出からお戻りの時に実践して頂ければ、感染予防の
大きな助けになってくれると思います。

マスクは売り切れているのに、薬用石鹸は売れ残る大阪の不思議な
現象を見て、スタンダードプリコーションの大切さを実感した
今日この頃なのでした。

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