☆ラブリー・キャップ・ララバイ☆

今年(’09年)の春からお邪魔させて頂いている、ある施設さんでの一幕。

私たちHRKの契約と同じ時期に、この施設さんに入所された
Mさんは、深くかぶったニット帽がトレードマークの
80代のクールで素敵な男性です。

お花見はもちろん、施設内でのレクレーションでも
決してニット帽を脱ぐことは無く、口数も少なく他の利用者さんとの
コミュニケーションも苦手とあって、職員さんも対応に少々困っておられたそうです。

そんなMさんからの御希望で、先月カラーリングをさせて頂きました。

そして先日、その施設さんにお邪魔すると…

Mさん、トレードマークのニット帽をかぶっておられません。

そして、レクレーションルームで、他の利用者さん達と
楽しそうに談笑されています。

その日も、Mさんからの御予約を頂いていたので
カットとカラーをさせて頂いたのですが、前回よりも何だかとっても元気です。

Mさんに、「お似合いの帽子は、どうされたんですか?」

と尋ねると笑顔で、「卒業したよ。」と、答えて下さいました。

精算時に職員さんとコノ話しになったのですが、どうやらMさん
白髪がとても恥ずかしく、その恥ずかしさで口数も少なくなっていたようです。

先月カラーをさせて頂いてからは、隠す白髪も無くなり
笑顔も口数も増えたと、嬉しいご報告を頂きました。

そして、気になる「ニット帽」のその後ですが、職員さん曰く…

お孫さんから送られた、熊のヌイグルミの頭にかぶらせて
お部屋に飾っておられるとの事です。

そしてその横には、

「じいじ、また遊びに来るね音譜

と、お孫さんからのお手紙が添えられているとの事です。

Mさんの笑顔に元気を頂き、そしてマダマダ勉強しなければと
訪問理美容の楽しさを実感させて頂いた、ある施設さんでの一幕なのでした。

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