☆シャンプーのあれこれ☆

先日、ある打ち合わせの席でシャンプーの話題に…

と、いう事で今日はシャンプーについてのコネタを
御紹介させて頂きたいと思います。

理容師さんも美容師さんも、お店に就職して
最初に教えてもらう技術は、このシャンプーではないでしょうか?

「爪ではなく、指先のハラで」や「左右の手を交互にリズム良く」
ナドナド、シャンプーって意外に難しいのは
皆さん御存知かとおもいます。

んがっ!実は、シャンプーには、あまり知られていない
難所があったりします。

それは、【リンシング】と呼ばれる技術。

リンスを付ける…では無く、リンシングとは
シャワーで髪の毛を濡らしたり、シャンプーを落としたりと
いわゆる、シャワーで流す行為をリンシングと呼びます。

このリンシング、実はかなりの曲者でして
シャンプー前は、このリンシングがしっかりできていないと
シャンプーの泡がうまく立ちません。

しかし、問題はシャンプー後のリンシング…

案外、しっかりとシャンプーを洗い落とすのって難しいんです。

しっかりシャンプー後のリンシングができていないと…

1)もちろん、かゆくなります。
2)スタイリング材(整髪料)が、キレイに髪の毛に乗りません。
3)髪の毛が焼けます。

意外と知られていないのが(3)では無いでしょうか?

もちろん、火が付いて燃えるのではなく
髪の毛が日焼けしていまうという意味です。

特に、紫外線や日差しのキツイ5月~9月にかけて
髪の毛を染めていないのに、「赤っぽくなる」経験をした事のある方は
シャンプー後のリンシング不足が原因です。

カラクリとしては
洗髪後にしっかりとシャンプーが洗い流せず
髪の毛にシャンプーが付着したまま、強い紫外線や日差しを浴びると
この付着したシャンプーが、日焼けする事で髪の毛自体も日焼けをしてしまい
結果、髪の毛の色が赤っぽくなります。

もちろん、プロでも難しいこのリンシング。

対応策としては、この季節(5月~9月)は
御自宅で使用されるシャンプーを若干水で薄めて使うのが有効です。

注意としては、水を入れる事で雑菌も繁殖しやすくなりますので
シーズン分を一度に作り置きせず、1ヶ月おきに作るのが良いとされています。

逆に、寒い時期は乾燥から髪の毛を守る為に
原液のまま使用するのが良いとされています。
(その分、リンシングはしっかりと。)

その他、乾燥肌や逆に脂症の方の対策として
シャンプーの濃度を調整するのは、非常に有効な手段です。

意外と知られていない、リンシング。

ヨーロッパでは、シャンプー・パーマ・カラー・カット等
各技術のプロがいて、各々の技術者が連携して施術するそうです。
(日本でも、こういったお店が多く見られるようになりました。)

中には、カットの技術者より多くの指名を取り
カットの技術者より多くのチップを得るシャンプーの専門家もいるんだとか。

知ってるようで、あまり知られていないシャンプーのあれこれ。

新人スタッフのシャンプーに遭遇した時に
思い出して頂ければと思います。

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