先日、ある打ち合わせの席でシャンプーの話題に…
と、いう事で今日はシャンプーについてのコネタを
御紹介させて頂きたいと思います。
理容師さんも美容師さんも、お店に就職して
最初に教えてもらう技術は、このシャンプーではないでしょうか?
「爪ではなく、指先のハラで」や「左右の手を交互にリズム良く」
ナドナド、シャンプーって意外に難しいのは
皆さん御存知かとおもいます。
んがっ!実は、シャンプーには、あまり知られていない
難所があったりします。
それは、【リンシング】と呼ばれる技術。
リンスを付ける…では無く、リンシングとは
シャワーで髪の毛を濡らしたり、シャンプーを落としたりと
いわゆる、シャワーで流す行為をリンシングと呼びます。
このリンシング、実はかなりの曲者でして
シャンプー前は、このリンシングがしっかりできていないと
シャンプーの泡がうまく立ちません。
しかし、問題はシャンプー後のリンシング…
案外、しっかりとシャンプーを洗い落とすのって難しいんです。
しっかりシャンプー後のリンシングができていないと…
1)もちろん、かゆくなります。
2)スタイリング材(整髪料)が、キレイに髪の毛に乗りません。
3)髪の毛が焼けます。
意外と知られていないのが(3)では無いでしょうか?
もちろん、火が付いて燃えるのではなく
髪の毛が日焼けしていまうという意味です。
特に、紫外線や日差しのキツイ5月~9月にかけて
髪の毛を染めていないのに、「赤っぽくなる」経験をした事のある方は
シャンプー後のリンシング不足が原因です。
カラクリとしては
洗髪後にしっかりとシャンプーが洗い流せず
髪の毛にシャンプーが付着したまま、強い紫外線や日差しを浴びると
この付着したシャンプーが、日焼けする事で髪の毛自体も日焼けをしてしまい
結果、髪の毛の色が赤っぽくなります。
もちろん、プロでも難しいこのリンシング。
対応策としては、この季節(5月~9月)は
御自宅で使用されるシャンプーを若干水で薄めて使うのが有効です。
注意としては、水を入れる事で雑菌も繁殖しやすくなりますので
シーズン分を一度に作り置きせず、1ヶ月おきに作るのが良いとされています。
逆に、寒い時期は乾燥から髪の毛を守る為に
原液のまま使用するのが良いとされています。
(その分、リンシングはしっかりと。)
その他、乾燥肌や逆に脂症の方の対策として
シャンプーの濃度を調整するのは、非常に有効な手段です。
意外と知られていない、リンシング。
ヨーロッパでは、シャンプー・パーマ・カラー・カット等
各技術のプロがいて、各々の技術者が連携して施術するそうです。
(日本でも、こういったお店が多く見られるようになりました。)
中には、カットの技術者より多くの指名を取り
カットの技術者より多くのチップを得るシャンプーの専門家もいるんだとか。
知ってるようで、あまり知られていないシャンプーのあれこれ。
新人スタッフのシャンプーに遭遇した時に
思い出して頂ければと思います。