日増しに肌寒くなり、本格的な紅葉のシーズンになりましたが
今回は私たち訪問理美容師の道具について
ご紹介させて頂きたいと思います。
仕事のお供として、決して手放す事の出来ないハサミとクシですが
人を傷つける事のできる刃物であり、またデリケートで高価な商売道具なだけに
施術中(カット中)の扱いはもちろん、移動時にも注意が必要です。
今日の主人公は、このハサミとクシを収納する
シザーケースさん。
サロン(理美容店)では、ワゴンの上に載せるトレー状の物であったり
肩からタスキ状に掛けるタイプや腰に巻くタイプと、様々なタイプの物があり
各理美容師さんの「自分らしさ」の演出をお手伝いしてくれる
道具なのですが、私たち訪問理美容師の場合は少し違います。
では、私たち訪問理美容師は
どのようなタイプのシザーケースを使うのかといいますと…
【腰に巻くタイプで且つフタの付いたシザーケース】
を、使います。
なぜなら私たちは仕事中に…
1)ベットから車イスへのトランス(移動)等を
補助(サポート)する事もあるので、肩からタスキ状に掛けるタイプの場合
引っ掛けて事故に繋がる恐れがあります。
2)収集癖のある認知症の方が万が一、私たちの気付かない所で
ハサミを持って行かれてしまうと、大事故に繋がる恐れがあります。
他にも色々あるのですが、大きくこの2つの事故を回避する理由から
私たち訪問理美容師は、上に書かせて頂いた
【腰に巻くタイプで且つフタの付いたシザーケース】
を、使う事にしています。
お客様と訪問理美容師とを繋ぐ、ハサミとクシの休憩場所でもある
シザーケースに隠された秘密…
話しのコネタとして、覚えておいて頂ければと思います。
PS:理美容師は…
カットバサミ=シザー
スキバサミ=セニング
クシ =コーム
と、呼んだりしますのでコチラもコネタのお供として♪