‘介護の色々’ カテゴリーのアーカイブ

コミュニケーション

2008 年 11 月 21 日 金曜日

皆さんは、耳の遠くなった高齢者の方に
どのような事に注意して、会話をされていますか?

私も含め、介護や福祉に携わっている
色々な施設のスタッフの方達との打ち合わせの中で
先日、この利用者さん(施設を利用されている高齢者の方)
とのコミュニケーションについて、意見交換をしてきました。

まず、逆の目線から
「一番やっちゃ、ダメな事…」
これは、満場一致で「突然、耳元で大声で話し出す事」

これは、高齢者の方の中にも
聴覚の老化があまり進んでいない方は、もちろんおられますし
そのような方にとっては
突然ビックリさせてしまう行為以外の何者でもなく

「そんなに、耳は悪くないわ」

と、不快な思いまでさせてしまうので要注意です。
※補聴器を付けておられる方には、更なる不快感を与えるばかりか
  聴覚に影響を与えかねません。

では、聴覚は老化すると、どうなるのでしょう?

一言で説明すると
「高音(高い音)が聞き取りにくくなる」のだそうです。

という事は、「高音では無く、低音の方が聞き取り易い」
って事になります。

誰もが、ご近所さんからか昼ドラで一度は聞いた事のある

「うちの義母さん、普段は耳が聞こえへんって言ってるのに
 悪口だけは、ちゃぁ~んと聞こえてんのよ~」

実はコレ、義母さんの意地悪でも何でもないんですね。

だって、悪口は低い声で言いますから…。

話しはそれましたが
聴覚の老化の進んだ方との、コミュニケーションは

「補聴器を付けている方から」・「低い声で」・「ゆっくり」

と、会話をするのがベストなんですね。

なかなか言葉が伝わらないと
つい、イライラしてしまい声が甲高くなってしいますが
上記のように、その行為は全くの逆効果ですので
少し落ち着いて、「低い声で」・「ゆっくり」と
話しかけてみては、いかがでしょうか?

グループホームと有料老人ホーム

2008 年 10 月 28 日 火曜日

在宅はもちろん、各施設を訪れて訪問理美容をしている私たちですが
私たちH,R,K が訪問する施設の一つが、以前ご紹介した特別養護老人ホーム
養護老人ホーム・軽費老人ホーム ケアハウス・介護老人保健施設 そして
本日ご紹介するグループホームと有料老人ホームです。

まずグループホームとは
少人数で共同生活を営むことに支障が無い65歳以上の軽度の
認知症高齢者の方が少人数で共同生活を送る事のできる施設です。

家事などは職員や他の利用者と協力して行います。

必要な資金として、入居一時金と毎月の利用料が要ります。

そして次に、有料老人ホームとは
常時10人以上の老人が入所し、食事の提供その他
日常生活上必要な便宜を供与することを目的とした施設で
老人福祉施設では無いものをいいます。

特殊法人が運営する有料老人ホームもありますが
ほとんどの運営主体は株式会社で、以下A~Cの3つのタイプがあります。

A)自立型 有料老人ホーム
食事等のサービスが付いた高齢者向けの入所施設で
介護が必要となった場合には、契約を解除して退去しなければなりません。

B)在宅型 有料老人ホーム(ケア付きマンション)
食事等のサービスが付いた高齢者向けの入所施設で
介護が必要になった場合には、訪問介護等の介護サービス
を利用しながら当該有料老人ホームの居室での
生活を継続することが可能です。

C)介護型 有料老人ホーム
食事等のサービスの付いた高齢者向けの入所施設で
介護が必要となっても、当該有料老人ホームが提供する
特定施設入所者生活介護を利用しながら、当該有料老人ホームの
居室での生活を継続知ることが可能です。

※尚、各施設への入所申請先や料金形態は
今後の各法令や条例の改正で変わる可能性があります。

ケアハウスと介護老人保健施設(老健)

2008 年 10 月 26 日 日曜日

在宅はもちろん、各施設を訪れて訪問理美容をしている私たちですが
私たちH,R,K が訪問する施設の一つが、以前ご紹介した特別養護老人ホーム
養護老人ホーム・軽費老人ホーム そして
本日ご紹介する、ケアハウス・介護老人保健施設(老健)です。

ます、ケアハウスとは
軽費老人ホームの一つで、身体的機能の低下または高齢のため、
独立して生活を営むには不安があり、家族による援助を受ける事が
困難な60歳以上の高齢者を低額な料金で利用して貰う施設です。

また一般の在宅高齢者と同様に、在宅福祉サービスを
利用することもできます。

そして次に、介護老人保健施設とは
疾病・負傷などにより、寝たきりあるいはそれに準ずる状態にある
65歳以上の高齢者に対し、在宅復帰を目指した機能訓練や
その他必要な医療行為を行うとともに、日常生活上の世話を
行う事を目的とした施設です。

病院と施設の中間に位置付けられていて、3ヶ月ごとに在宅復帰
できるかどうかの判定会(入退所判定会)が開かれます。

入所に掛かる費用は、保健医療の老人保健施設医療費により支給され
本人負担は、保険外の生活実費費相当額を
利用料金として、支払うことになります。

※尚、各施設への入所申請先や料金形態は
今後の各法令や条例の改正で変わる可能性があります。

養護老人ホームと軽費老人ホーム

2008 年 10 月 15 日 水曜日

在宅はもちろん、各施設に訪れて訪問理美容をしている私たちですが
私たちH,R,K が訪問する施設の一つが、以前ご紹介した特別養護老人ホーム(特養)
今日ご紹介する、養護老人ホーム・軽費老人ホームです。

まず、養護老人ホームとは
低所得で住む場所がない、身寄りがいない、虚弱であるなど
身の回りの事は自分でできるが、居宅での生活が困難な
65歳以上の高齢者を対象とする入所施設です。

入所の申し込みは個別のホームではなく、各市町村に申請することになります。

入所に掛かる費用は、入所者本人及び扶養義務者の所得に応じた
費用負担になります。

そして次に、軽費老人ホームとは
家庭環境、住宅事情等の理由により居宅において
生活することが困難な60歳以上の高齢者が
無料または低額な料金でし、日常生活上必要な便宜を
供与することを目的とした施設です。

※尚、各施設への入所申請先や料金形態は
今後の各法令や条例の改正で変わる可能性があります。

特別養護老人ホーム(特養)

2008 年 10 月 12 日 日曜日

在宅はもちろん、各施設に訪れて訪問理美容をしている私たちですが
私たちH,R,K が訪問する施設の一つが、タイトルの「特別養護老人ホーム(特養)です。

特別養護老人ホーム(特養)とは
身体上または精神上著しい障害があるために常時介護の必要のある
65歳以上の高齢者が入所し、生活する老人福祉法上の老人福祉施設(社会福祉施設)です。

介護保険制度の発足により、介護保険法上の名称は指定介護老人福祉施設といいます。

設置主体は地方公共団体または社会福祉法人で、入所決定は居住市町村の措置決定によります。

入所に掛かる費用は介護保険による介護福祉サービス費の利用者負担分のほか
食費・居住費などで、負担能力に応じて入所者本人と
主たる扶養義務者から聴取されます。

また、特別養護老人ホームでは市町村の委託を受けて
さまざまな在宅支援も行っています。

在宅支援の分類として以下の3つがあります。

1)ショートステイ
  介護をおこなう家族が、休養・病気などで一時的に介護が困難になった場合に
  特別養護老人ホーム・有料老人ホームなどで7日間程度預かる事業です。

  介護家族などの負担の軽減をはかり、要援護老人および
  家族の福祉向上を図ることを目的としています。

2)ナイトケア
  夜間の介護が困難な寝たきり老人、認知症の人などを
  特別養護老人ホームなどに夜間だけ入所してもらう事業です。

  介護に当たる家族の負担を軽減することを目的としています。

3)デイケア(デイサービス)
  在宅で介護を受けている人が、医療機関や介護老人保健施設を訪れ
  日帰りでリハビリテーションを受ける事です。

  心身の機能に障害をもっている人を対象としています。

また、65歳未満でも特定疾病(厚生労働省の認めた疾病)により
介護給付・予防給付を受けることができるようになった場合
40歳以上であれば、入所が可能です。

カットクロスとユニフォーム

2008 年 10 月 9 日 木曜日

通常の理美容店では、カットの時に使う
カットクロス(ケープ)とユニフォームは『白』もしくは『白を基調とした色』の物を使います。
(余談ですが、理容師の国家試験の実技では白衣を着用して
白いクロスを使わないと、失格で不合格となります。)

これは衛生上、汚れが分かりやすくするのと
清潔感のある印象を与えるためとされています。

そして、白衣に関しては上記の他に
カットの時に、シルエット(髪型の輪郭)を見やすくするために着用します。

しかし、私たちH,R,K では訪問理容の時に
あえて、白いクロスや白衣を使用する事はありません。

なぜなら、訪問理容で訪れる施設やお宅でカットさせて頂くお客様の
大半がご高齢のお客様です。

この年齢層の大半の方が『白内障(はくないしょう)』もしくは
『白内障の症状を引き起こしている状態』であるとされているためです。

白内障の症状として、進行の速度に個人差はありますが
視界が白濁(白く濁る)していきます。

そのため、日中は物を見る事が難しくなっていきます。
(すりガラス越しに物を見る感じ)

そのような症状の方は、直接又は鏡越しに
白衣や白いクロスが視界に飛び込んで来た場合、非常にまぶしく
『目がチカチカ』して、精神的にも肉体的にも、かなりの負担がかかります。

以上のような事からH,R,K では
ユニフォームには紺色を、カットクロスは緑色を基本としています。
(季節感を出すため、季節に応じて若干変更しています。)

もちろん、これらの色のカットクロス・ユニフォームの使用は
理容師法・美容師法に違反していませんし衛生面には細心の注意を払っていますので
コチラ から、安心して御予約お待ちしています。

ノーマライゼーション ~Normalization~

2008 年 10 月 3 日 金曜日

H,R,K の事業コンセプトは
『ノーマライゼーション ~Normalization~ 』ですが
この、ノーマライゼーションとは
ノーマル(正常・普通)な状態にする事を意味します。

1950年頃デンマーク・スウェーデンで生まれた理念・言葉です。

私たちの住む地域社会は、さまざまな人々によって構成されています。

男も女も、子供もお年寄りも、いま健康な人も病気の人も、身体の不自由な人もそうでない人も
住んでいる地域社会で、生活を営むうえで困難を感じる事のないよう
社会大多数の標準的な暮らし・様式に、可能な限り近づける事のできる条件づくりや
それを保障していく事、それがノーマライゼーションです。

誰もが、キレイになれる。

髪型がキレイになれば心もキレイになれる。

すると体も元気になれる。

そして、その権利は全ての人が持っている。

その架け橋になれれば、そんな素晴らしい事はない。

H,R,Kの事業コンセプト『ノーマライゼーション ~Normalization~』
はそんな想いから生まれました。

皆さまと、そして皆さまの大切な方たちとの
明るく楽しい生活に、私たちH,R,Kがご一緒させて頂けませんか?

いつでもお気軽にコチラ から、ご相談・お問合せ下さい。

季節の変わり目

2008 年 9 月 29 日 月曜日

大阪は朝から、小雨が降っています。

ところで、私たちの仕事には
『1介助1手洗い』・『1作業1手洗い』
と、云うの大原則があります。

これは、抵抗力の弱い高齢者や、すでに病気の患者さんたちと
接する私たちが、感染経路にならないための予防措置としてはもちろん
私たちが、感染源にならないためにある予防措置です。

またこのような理由から
仕事上、色々な消毒法を学び2~3種類の消毒液を、使い分けします。

消毒方法や、病気(風邪)の予防法はたくさんありますが
ヤッパリ基本は、外出前後の『手洗い・うがい』。

季節の変わり目、一雨ごとに涼しく(寒く)なりますが、昔習った懐かしの
『手洗い・うがい』
を、一度思い出されてみてはいかがでしょうか?