私たち訪問理美容師が、在宅(お客様の御自宅)で
カット等のサービスを提供させて頂く時に、注意しなければ
ならない事の1つに、お客様の健康状態の変化に気づくと
いう事があります。
施設や病院等では、職員さんや看護婦さんが、常時
バイタルチェック(健康状態の確認)をされているので
さほどシビアではありませんが(もちろん細心の注意をはらいます)
御自宅の場合は、いわゆる介護・医療のプロに同席して頂く事が
難しいからです。
カットクロスを巻きながら、首もとをさり気なく触り
体温や脈拍を確認するのはもちろん、カット中も
呼吸の変化(早くなったや浅くなった等)や顔色etc
様々な点に注意が必要です。
今日あるニュースで知ったのですが、
フォーブースという雑誌が「日本の長者ランキング」を発表しました。
1位はダントツで(株)ファーストリテイリング(ユニクロ)の
柳井会長でした。
話しは変わりますが、障がい者雇用率という言葉を皆さんはご存知でしょうか?
簡単に説明しますと、国が全従業員数の1.8%は
身体障がい者の雇用に努めるように呼びかけているモノです。
しかし、多くの企業がこの数字をクリアしていません。
あまり知られてはいないのですが、実はこの(株)ファーストリテイリング
という会社は、この障がい者雇用率が8.06%で日本企業1位です。
(ちなみに2位の企業は5.6%です)
しかも、ユニクロ1店舗に1人の雇用を目標に、
この数字は現在でも上昇しています。
という事は、一緒に働く他のスタッフは身障者のスタッフの負担を
減らそうと、少しの段差等いままで気にも止めなかった事に
気付こうと努力するそうです。
その結果、お客様の要求や希望にも気付けるようになるそうです。
私は、この会社の回し者でも株主でもありませんが
この気付く事に努力し続けている会社だからこそ
この経済情勢の中、売り上げ予測を上方修正できるような
企業になったのではと思います。
日頃お世話になっている、介護職・医療スタッフの皆さんの
利用者さんや患者さんの変化に気付く力は本当にスゴイと
頭の下がる思いです。
少しでも、介護や医療の現場の皆さんの
手助けが出来るよう、今まで以上に気付く努力をしようと
実感した今日この頃なのでした。