‘訪問理美容の色々’ カテゴリーのアーカイブ

96歳の青春

2009 年 1 月 20 日 火曜日

今日は朝からデイサービスでの仕事でした。

午前中の利用者さん(お客様)とのカット中の会話で
とても印象に残ったエピソードをご紹介したいと思います。

大正生まれのNさんは、とてもおしとやかな
読書好きの素敵な女性です。

Nさんをカット中に、誕生日や年齢の話になり
来月で30歳になります。と、言うとNさんは…

「あら、少しはやいけど、おめでとうね。青春の真っ最中ね音譜私も青春を楽しんでるんよぉ~♪
昔、サムエル・ウルマンって人が書いた本に

”青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方をいう”

って、書いたぁったんや。ゆう事はアンタは青春してきた時間より
これから青春する期間の方が長いねん。知ってた?」

と、さすが読書好きのNさんらしいお祝いの言葉に
目からウロコでした。

いつお邪魔しても、素敵なNさんの若さの秘訣は
どうやら、青春を楽しむ心の持ち方だったようです。

青春を楽しむ素敵なレディーから
ちょっぴり早い、素敵な誕生日プレゼントを頂いた
今日この頃なのでした。

PS:以下に、サムエル・ウルマンの「青春とは」を
一部紹介していますので、ご参考まで。

尚、ご自身で本を読みたい方は  ご注意下さい。

サムエル ウルマン 著 ”青春とは、心の若さである。”

”青春とは人生のある期間ではなく心の持ち方をいう。
バラの面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく
魂の意思、豊かな想像力、もえる情熱をさす。

青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春はある。

年を重ねただけで人は老いない。

理想を失うとき初めて老いる。

歳月は皮膚にシワを増すが、情熱を失えば心はしぼむ。

頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。”

☆現場での初笑い☆

2009 年 1 月 8 日 木曜日

今日は、訪問先での初笑いがありました♪

軽度認知症の90代のHさんは
とってもオシャレで、素敵な女性です。

今日、Hさんのカットが終わり
誘導して下さる職員さんが、迎えにこられると…

「うぅ~ん………」

と、何か物足りないご様子です。

「もう少し、前髪を上げてみますか?」

などなど、色々とご希望を聞きだそうと提案すると…

Hさん 「いやな、目元をもっと…こぉ~パッチリと…」

私   「???。じゃあ少しメイクさせて貰いましょうか?」

Hさん 「メイクとちゃうがな。こぉ~寝っころがってやなぁ~ナイフで切ったり貼ったりしてやなぁ…」

どうやらHさん、目元を美容整形してみたい御様子です。

すると職員さんが…

「この前、テレビで美容整形の特番してたから、それでやとおもいます。次の方も、もぉお待ちですから誘導しますね。」

との、助け舟。

ですので私はHさんに…

「Hさん、すいません。僕、目元パッチリはできないんです。」

と、伝えるとHさん…

「ほらしゃぁ~ないなぁ。ほんなら、オチチをこぉ~バイィ~ンとはならんのかぁ?」

……… 一同必死に笑いを堪えます。

しかもココは笑いの都、大阪です。

カットの順番待ちをしていたBさんが…

「オチチはバイィ~ンと違ごて、プル~ンや!」

と、鋭いツッコミがナイスタイミングではいります。

お腹の底から、笑いまくった
現場での初笑いなのでした。

民族大移動?

2009 年 1 月 6 日 火曜日

私たち福祉理美容士は、体ひとつで仕事をしますが
多くの仕事がそうであるように、私たちも
行政・自治体・各団体や業者さんとの繋がりや
意見・情報交換が非常に大切な業種です。

という事で、今日は朝から
昨年末に完成した新しいパンフレットを
片手に、各団体さまに挨拶回り。

途中の電車乗り換え時に、阪急十三駅にある
大好きな阪急ソバ で腹ごしらえ♪

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見にくい写真ですが、十三駅構内の阪急ソバは
関西初の駅構内のソバ店なんだとか。

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うどんにおにぎり2つで500円♪

安くて美味しい一品で、午後に備えます。

淀川区→東淀川区→平野区→天王寺区→
中央区→都島区と、さながら民族大移動…。

突然の訪問にも係わらず、丁寧に対応して頂き
また、アドバイスや御提案も沢山頂きました。

本当にありがとうございました。

そして帰り道…
これまた阪急十三駅近くにある「喜八洲(きやす) 」に寄り道。

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大阪の方はご存知の方が多いと思いますが
喜八洲のみたらし団子は、俵型(たわらがた)なんです。

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目の前で焼いて頂き、焼き目もお好みで選べます。

しかも1本80円とお安く、お持ち帰りも可能です。

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焼き目たっぷりのみたらしを、事務所でほおばりながら
明日の筋肉痛に怯える、今日この頃なのでした。

良い嘘と悪い嘘と…

2008 年 12 月 29 日 月曜日

本日は先日デイサービスさん にて、訪問理美容をさせて頂いた時の
面白体験談のご紹介をさせて頂こうと思います。

通常デイサービスでは、昼食前に入浴される事が
多いようです。

ですので、私たちH,R,K がカット等をさせて頂く場合
入浴前に施術をさせて頂きます。

しかし中には、入浴が嫌いな利用者さんもおられます。
(職員さんのセイでは無く 個人的にお風呂自体が嫌いな方。)

このデイサービスのAさんも、そんな中の1人です。

Aさん、カット中は上機嫌なんです。

「今度、ご飯作りに行ったげよか?」
「デートいつしてくれるん!。」

などなど、どうやら私のファンのご様子。

しかし、運命とは時に非情なモノでございまして
楽しいカットの後には、Aさんの大嫌いな
入浴というイベントが待っているのです。

職員さん「Aさぁ~ん。キレイになったしお風呂に行きましょうかぁ~?」

Aさん 「そんな所には行かへん!」

職員さん「そんな事、言わんとぉ~。ね、お願い。」

Aさん 「いやや!絶対行かへん!」

押し問答が続く事、数分…

私   「Aさぁ~ん。ほんなら、今日は僕と一緒にお風呂に入りましょうよ♪」

Aさん 「………うん♪」

私   「じゃあ、先に入っといて貰えますか?」

Aさん 「気を付けて来るねんで。ホナ、先に行ってるわぁ。」

意気揚々と職員さんと、入浴場に向かうAさん。

私は一通りの仕事を終えて、帰ろうとすると…

Aさん 「あんた!待ってたのに何で来てくれへんかったん!」

ちょうど帰るタイミングで入浴の終わったAさんと遭遇です。

誰がどう見ても、かなりご立腹です。

職員さん(小声で)「大丈夫ですから、行って下さい。あとは何とかしますから。」

ココでこのまま帰ってしまうわけにはいきません。

そこで、私はAさんの耳元で一言。

「ちゃうんです。嫁さんが来てしもたんです。」

すると、Aさん小声で…

「そうか。しゃぁないな…。よっしゃわかったから、早よ行き」

職員さんは必死で笑いをこらえている御様子。

因みに、私が独身である事は
このデイサービスの大半の職員さんが知っています。

嘘はついてはいけませんが、コレはアリかなと思った
とあるデイサービスでの、お話しでした。

おしまい。

訪問させて頂けない場合

2008 年 10 月 30 日 木曜日

私たち福祉理美容師は、在宅のみならず
様々な施設や病院に訪問し、施術(カット等)をする理美容師ですが
以下に挙げる3つの感染症の1つ以上に感染されている場合は
施術させて頂くことができません。

1)インフルエンザ

2)ノロウイルス

3)疥癬(かいせん)
 ※ヒゼンダニによる感染症でノルウェー疥癬を含む。

これらの感染症は1~5週間で完治する感染症であり
また感染力が非常に強く、感染予防が難しい事に加え
私たちが感染した場合、感染者は完治するまで
理容師法・美容師法に基づき、業務に従事できなくなるため
感染中は訪問理美容のサービスを受けて頂く事ができません。
(私たちを通じて、他のお客様に感染させてしまう可能性が高いため)

また、施術中にこれらの感染症へ感染していると思われた場合は
その時点で、施術を中断させて頂いています。

誤解のないように、もう一度書かせて頂きますが
これらの感染症は完治しますので、完治されてがらの
御予約をお待ちしています。

その他の感染症・疾病につきましても
御予約のときに、お客様の状況を詳しく確認させて頂くのは
このような理由からです。

私たち福祉理美容師は日々、新しい予防法や
対応策等を、勉強会等で学び・情報交換をしていますので
安心してお気軽に、お問合せ・御予約下さい。